11月22日（土）午後1時から、当館４階視聴覚ホールにて、絵本作家・ビーゲンセン氏を招いての絵本講演会が開催されました。同氏は「にじになったさかな」（汐文社）はじめ、多数の絵本を手がける気鋭の絵本作家。大人を中心に集まった方々に向け、絵本に込める思いを語りました。
開催前から「どこの国の方ですか？」、「男性ですか、女性ですか？」とのお問合せが相次いだ、不思議なお名前の由来。
本 名 尾 下 千 秋
全て音読 ビ ゲ セン シュウ
絵本作家といえ、市場に自著を問う以上、「商い」です。
商い ⇒ あきない ⇒秋ない
「尾」も「下」も、末を表しゲンが悪い ⇒ 「－」や「ン」を入れて、中和しましょう。
というような複雑な工程のもと、生まれたペンネームが「ビーゲン セン」ですとの謎解きからスタートしました。
鳥取県の小学校の子ども達との交流を紹介する映像や、絵本画家・永井郁子さんとのかかわりなど、一冊の絵本に詰まった様々な思いやエピソードをお話いただきました。「７０歳になるまでに７０冊の絵本を刊行します。」と高らかに宣言した講師。老いはずっと先のようです、
講演終了後の、質疑応答では質問者に対し、絵本のプレゼントも行われ、和やかなムードの中、会を終えました。
同氏の絵本は全て児童室で借りることができるほか、講演に先立って永井郁子さんの原画展を当館１階美術展示室にて開催しております。１１月２７日（木）までとなっておりますので、講演を聞き逃した方もぜひご覧下さい。講師のビーゲン セン様、寒い中会場にお越しいただきました参加者の皆様、本当にありがとうございました。
