「新刊本がやってくるまで」特集の4週目、最後です。
今回は、受入が終わった新刊本を各パートで受け取ったあとの「装備」のお話です。
私の担当は一般閲覧室なので、一般閲覧室を基に説明します。
「新刊本でーす!」と担当のスタッフが本をおろしてくれます。
まずはせっせと閉架書庫へ運び、ブックトラックにおさめます
ズラリ
新しいので、ピッカピカでツルツルでとても気持ちがいいです。
届いたら、まずは新刊本の中に挟まっている新刊案内のパンフレットやハガキを抜き取ります。
そして、予約がかかっている本を優先的に処理していきます。
本の底に「市立釧路図書館」と「一般閲覧室」の印を押します。
開いて、タイトルのページ、本によっては目次のページに「市立釧路図書館蔵書」の丸印も押します
ボヤっと写っているのは、印押し中のスタッフKさんです。
お客様がカウンターにいらしたときに、すぐに気づけるように・・・となっているので、この形に。
腰を曲げながら頑張っています
そして、新刊シール貼り。
本の裏に、図書館のバーコードが貼ってあるのは見たことがあると思いますが、新刊本だと、そのバーコードの上に「〇月新刊」というシールが貼ってあります。
一般閲覧室では、出版されてから6ヶ月以内のものを「新着本コーナー」に置いているので、そのコーナーに置く本かどうかを、すぐに判断できるようにこのシールを貼っています。
6月だと、1月~6月の6ヶ月分のものが新着本コーナーに並びます。
分かりやすいように、色分けしています。
どこを見て、「〇月新刊」と決めるかというと、本の最後の方のページには「奥付(おくづけ)」といって、著者・書名・発行者・印刷者・発行日などを記載した部分があります。
そこの、発行日を確認してシールを貼っています。
その後は、帯貼り。
書店だと、本に帯がついた状態で売られていますが、図書館では本にブックコートをかけるため、帯をはずしてしまいます。
この帯、釧路の図書館では本の形状によっては、捨てずに開いてすぐのページに貼っています。
この帯を見て、読む本を決める方も多いと思います
そこまで処理をしたら、お客様が手にとってご覧いただける状態となります
予約が入っている本は、そのまま予約確保の状態になります。
いがでしたでしょうか
4週にわたって、新刊本がやってくるまでをご紹介しました。
新しい本を手に取ったときには、思い出してみてください