今月の特集は「オリンピック応援~イギリス」特集です!第2回目も一般閲覧室からお送りします。
今週は、オリンピックの舞台イギリスにおける文学を取り上げます
主なイギリス人作家とその代表作をご紹介します。
ウィリアム・シェイクスピア(1564-1616) 「ハムレット」「ロミオとジュリエット」「ヴェニスの商人」
ダニエル・デフォー(1660-1731) 「ロビンソン・クルーソー」
ジェーン・オースティン(1775-1817) 「エマ」「高慢と偏見」
チャールズ・ディケンズ(1812-1870) 「クリスマス・キャロル」
オスカー・ワイルド(1854-1900) 「幸福な王子」
アガサ・クリスティー(1890-1976) 「オリエント急行の殺人」「ABC殺人事件」「そして誰もいなくなった」
J・R・R・トールキン(1892-1973) 「指輪物語」
C・S・ルイス(1898-1963) 「ナルニア国物語」シリーズ
カズオ・イシグロ(1954- ) 「浮世の画家」「日の名残り」
J・K・ローリング(1965- ) 「ハリーポッター」シリーズ
一部内容をご紹介します。
「高慢と偏見」 ジェーン・オースティン
舞台は18世紀末イギリスの田舎町。ベネット家には5人姉妹がおり、母親が娘たちに良縁をと相手探しに奮闘しています。舞踏会で長女ジェインは最近越してきたビングリーと惹かれ合い、次女エリザベスも、その友人の資産家ダーシーと出逢います。彼の高慢な態度に悪いイメージを持ったエリザベスですが、それは偏見かもしれない・・?
当時の女性の結婚事情と、誤解と偏見から起こる恋のすれ違いを描いた恋愛小説です。緻密な人物描写と軽妙なストーリー展開で人気の高い、オースティンの代表作です。何度も映像化されており、2005年にはキーラ・ナイトレイ主演で「プライドと偏見」が公開されました。
「日の名残り」 カズオ・イシグロ
品格ある執事の道を追求し続けてきたスティーブンスは、 短い旅に出た。美しい田園風景の道すがら様々な思い出がよぎる。長年仕えたダーリントン卿への敬慕、執事の鑑だった亡父、女中頭への淡い想い、二つの大戦の間に邸内で催された重要な外交会議の数々――過ぎ去りし思い出は、輝きを増して胸のなかで生き続ける。失われつつある伝統的な英国を描いて世界中で大きな感動を呼んだ英国最高の文学賞、ブッカー賞受賞作。(裏表紙より)
カズオ・イシグロさんは両親が日本人ですが幼い頃に渡英し、1982年に帰化。世界的なイギリス人作家です。
オリンピックはスポーツですが、イギリス小説を読んでその風土を感じながら楽しむのもいかがでしょうか!
次回は図書館バスよりお送りします