市立釧路図書館のブログ

北海道釧路市幣舞町4-6にある市立釧路図書館のブログです。ウェブサイトはhttps://lib.city.kushiro.hokkaido.jp/からご覧いただけます。

「夏の遊び」特集 第4回

8月のブログ連載テーマは「夏の遊び」特集です!最終回は2階一般閲覧室よりお送りします。
お盆を過ぎるといつも秋の香りがし始めていたように思うのですが、今年はまだ暑いですね!今日も暑い!
今回は夏に関係する小説をいくつかご紹介したいと思います。

「夏色ジャンクション」 福田 栄一/著 2010.5 実業之日本社 所蔵:コア鳥取図書室
親友と恋人に裏切られて借金を背負い、住まいを失った信之。ミニバンで寝起きする生活を送っていたが、ひょんな出会いから、七百万円の大金を所持する老人・勇を山形まで送り届けることに。高速道路を北へひた走る信之は勇の金を奪おうと考えるが、ヒッチハイクで青森を目指すアメリカ娘・リサが加わり、その思惑は迷走しはじめ・・・。
真夏のうだるような暑さが伝わってくる、青春ロードノベルです!

サマー/タイム/トラベラー」1・2  新城 カズマ/著 2005.6、2005.7 早川書房 所蔵:コア鳥取図書室
あの奇妙な夏、未来に見放されたぼくらの町・辺里で、幼馴染みの悠有は初めて時空を跳んだー。たった3秒だけ未来へ。〈お山〉のお嬢様学校に幽閉された響子の号令一下、コージンと涼とぼく、そして悠有の高校生5人組は、〈時空間跳躍少女開発プロジェクト〉を開始した。無数の時空SFを分析し、県道での跳躍実験に夢中になったあの夏―。けれど、それが悠有と過ごす最後の夏になろうとは、ぼくには知るよしもなかった。
ティーンズにもおすすめのSF小説、全2巻完結です。

「川の名前」 川端 裕人/著 早川書房 2004.5 所蔵:コアかがやき図書室
菊野脩、亀丸拓哉、河浩童の、小学五年生三人は、自分たちが住む地域を流れる川を、夏休みの自由研究に選んだ。そこにはそれまで三人が知らなかった数々の驚くべき発見が隠されていたのだ。少年たちの川をめぐる冒険がはじまった。
身近な自然の中で川が指し示す「今ここ」と、見果てぬ「遠い未来」への夢を描いた、感動の傑作長編。

「そこに、顔が」 牧野 修/著 角川書店 2010.11 所蔵:市立釧路図書館・一般閲覧室
「そこに、顔が」そんな言葉を残して、大学教授だった高橋の父が自殺した。遺品整理で見つけた父の日記には、不気味な人体実験の経緯と、黒い影のような〈顔〉につきまとわれる妄想が書かれていた。その時ふと背後に何らかの気配を感じる高橋。さらに父と同様、邪悪な〈顔〉にとりつかれた人々が次々と現れて!?
果てしなく連鎖していく、死への欲動と爛れるような悪意。その〈顔〉を見たものは、必ず死ぬー!戦慄のリアルホラー!!
もう、タイトルと表紙から・・もう怖くて・・。夏におすすめなゾッとする作品です。


今月のブログ連載はこれにて終了です!
9月のブログ連載は少し趣向を変えた内容の予定です!
ぜひご覧下さいっ