11月も半ばを過ぎて、日に日に寒くなってきているのを感じます。今回は図書館バスよりちょっと季節はずれの、おすすめ怖い本を紹介いたします。お部屋でゆっくりと読書される時に、もしご興味あれば読んでみてください。
『幽女の如き怨むもの』三津田 信三／著 原書房 2012.4
「花魁は時を越え繰り返し身を投げる――」戦前、戦中、戦後にわたる３軒の遊郭で起きた３人の花魁がからむ、謎の連続身投げ事件。誰もいないはずの３階から聞こえる足音、そして部屋の窓からこちらをのぞき込む「何か」が…。怪奇現象が起こる刀城言耶シリーズの１冊。
『夢違』恩田 陸／著 角川書店 2011.11
主人公の浩章は人の夢を解析する「夢判断」を仕事としていた。ある日、依頼で各地の小学校での集団が、奇妙な行動に出て悪夢を見続けている事件を追う。また予知夢を見れる女性・古藤結衣子、死んだはずの彼女が見えて…。夢か幻か、不思議な感覚に包まれる１冊。
