市立釧路図書館のブログ

北海道釧路市幣舞町4-6にある市立釧路図書館のブログです。ウェブサイトはhttps://lib.city.kushiro.hokkaido.jp/からご覧いただけます。

★芸術館・美術館コーナーを入替えました★




先月行なわれた次のローマ法王を決めるコンクラーベ。 
 その会場となったのが、ミケランジェロの≪最後の審判≫をはじめとする傑作で彩られたシスティーナ礼拝堂でした。

 レオナルド・ダ・ヴィンチ(1452-1519)
 ラファエロ(1483-1520)
 そして、ミケランジェロ(1475-1564)
 この3人がイタリア・ルネサンス美術の3大巨匠と言われています。



「再生」を意味する「ルネサンス」は、宗教に支配された渾沌とした中世からの再生でした。ざっと言うと500年前です。
 神に従事する職人としてではなく、一人の芸術家として作品に向き合い、人間とは何か、どうあるべきか、そして、神ではなくわたしたち人間の可能性の大きさを今一度絵筆で表現しようとしたのが、彼らルネサンスの画家でした。画家が作品に自分の名前やサインを残したのも、己の存在を示すかのように「自画像」を描き始めたのも、ちょうどルネサンス期です。



線遠近法の探求や、油絵具の発明、ルネサンスの中心となったフィレンツェの繁栄がイタリア・ルネサンスの美術の大きな追い風となりました。
 そして、西洋美術の歴史を綴る「西洋美術史」も、この頃が始まりと言われています。
 当時の様子を綴ったジョルジョ・ヴァザーリの『芸術家列伝』。
 ルネサンス美術には欠かせない名著です。


そして、今年、日本はイタリアの年だそうです。
 都心部ではイタリア・ルネサンスに関する大規模な展覧会がいくつか予定されており、日本全体でイタリア文化を楽しむ一年のようなので、2階芸術館・美術館コーナーもイタリア美術を楽しんじゃいましょう!


ARTはお好きですか??



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