★芸術館・美術館コーナーを入れ替えました★
ワタクシゴトではありますが、偶然その場にいた知らない4人が「せーの!」で同時に好きな画家を一人だけ言おうという面白い流れになり、結果、私以外の3人全員が「ダリ」と答えたことがありました。
「ダリ」
「Dali」
「Dalí」
「いやいやいや、3人揃ってダリって、、、」と思いはしたものの、やはりダリは人気ですね。
ハイジが食べるチーズのようにとろけた時計 (≪記憶の固執≫/1931年)
なんだか別の動物とか昆虫にも見えてくる象 (≪聖アントワーヌの誘惑≫/1946年)
もはやギャグかと見紛うようなエビと電話の合体 (≪エビ電話≫/1936年)
芸術って何だろうという果てしない根源さえ考えさせられるような作品の数々。
≪回顧的な女の胸像≫(1933年)のような作品を観て、「?」マークなしで作品に向き合える人は、この地球上に一体何人いるでしょう。
そんなダリの版画作品が釧路にやってきます!!
【道立釧路芸術館】
「奇才・ダリ ―版のグラフィズム展―」 平成25年6月7日(金)~平成25年7月17日(水)
溶けたり、伸びたり、くっついたり、離れたり、浮いてみたり。
美術史でのサルバドール・ダリ(1904-1989)の位置づけは「シュールレアリスム」です。
日本語では「超現実主義」。彼の作品は、まさにシュールレアリスムと言えますね。
そう。
なんだか奇怪な作品が多いイメージのダリ。
しかし、その奇怪な中にも確かに存在する彼独自の芸術性。
第一印象のインパクトが優先されて、ついつい見逃してしまいがちですが、写実の巧みさ、正確に計算された遠近法、自国スペインと過去の偉大な芸術家への理解と敬愛は、彼が単なるクレイジーではないことを私たちに教えてくれます。
ARTは、お好きですか?
私は、大好きです。
あ、ちなみに、ダリのヒゲもけっこう好きです。