「グラフィック・デザイン」
なんだかカッコイイ響きですね。
己のセンスを武器に、色や形や配置を操るのがグラフィック・デザイナーの仕事で、ポスターや雑誌の広告、イベントのチラシなど幅広いフィールドが彼らの舞台です。
その先駆けと言われているのが、竹久夢二(1884-1934)。
たとえ「100年前」という響きが古臭く感じても、竹久夢二の作品には、いまだに極上の「カワイイ」が漂っています。
夢二がその表紙をデザインした少女雑誌は、当時の女の子には絶大な人気で、他にもカット・イラストや千代紙にいたるまで、彼が残したデザインは、21世紀の女性にとっても「カワイイ」の的であり続けています。
「いきな木版絵や、かあいい木版画やカードや絵本や、刺繍や、その他日本のむすめさんたちに向きそうな絵日傘や、人形や、半袖なぞを商う店でございます」
(『日本の「かわいい」図鑑/河出書房新社/2012年 より)
1914年、この一文の挨拶状とともにオープンした「港屋絵草紙店」は竹久夢二のオリジナル店であり、そこの商品がファンシー・グッズの元祖とされています。
このお店は、在庫不足等の理由により2年で閉店したらしいのですが、どれほど“カアイイ”お店だったか考えただけでも瞳がキラキラします。
そんな夢二の作品がl来釧しますってなったら、やっぱりそこも瞳キラキラでしょうか☆
2014年に生誕130年を迎える竹久夢二の展覧会です。カアイイもの好きの日本のむすめさんは、ぜひっ!!
釧路市立美術館
【生誕130年記念 竹久夢二展】
2013年8月3日(土)~2013年9月16日(月・祝)
期間中、釧路市立美術館ではさまざまなイベントも予定されているので、そちらもぜひチェックしてみて下さい。
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