ネクタイを結ぶ、古新聞を束ねる、ごみ袋の口を縛る…。日常生活いろいろな場面で遭遇する「結ぶ・しばる」という作業。普段は適当に済ませていますが、どうにも収まりが悪かったり、いつの間にか緩んでしまったり。常々、「もっとうまい方法があるはずだ」と思っていました。
同じ思いをしていた人は多かったらしく、「結び方・しばり方」については多くの本が出版されています。当館所蔵の中から一部を紹介すると、
『完全図解 誰でもカンタンにできる「結び方・しばり方」の便利事典』 悠々ライフスタイル研究会/編 日本文芸社
『毎日の「結び方・しばり方」マニュアル』 水島 一誠/監修 メイツ出版
『プロに学ぶ暮らしに役立つ結び方大全』 藤原 寿子/著 西東社
などなど。どの本もイラストや図でわかりやすく手順を説明しています。知っていると便利な結び方、意外なものの結び方などが載っている本もありますので、興味のある方は是非、ご覧になってみてください。
本、特に実用書は、出版されるのは需要があるから。図書館で本を扱っていると、時折「どんな人が読むんだろう」と思う本に出くわしますが、そんな本にもきっと需要があるのでしょう。自分とは縁のない本と出会えるのも、図書館の楽しみの一つだと思っています。
【ほうき】