今月のブログ連載では、「図書館バスだよ!」特集ということで、市立釧路図書館の図書館バスについてご紹介させていただきます。
釧路もようやく暖かくなり、お出かけしやすい気候になってきましたので、お散歩気分で図書館バスにいらっしゃいませんか??
★★図書館バス★★
図書館バスは、約2000冊の本を載せ市内18箇所のステーションを回って本を貸出しています。小説やエッセイ、文庫、趣味の本、絵本、紙芝居など様々なジャンルの本を積んでいます。動く図書館のようなものです!
フクハラ春採店やイオンモール釧路昭和、山花小中学校など、市内の様々な所に行っています。行き先の詳細は図書館ウェブサイトの図書館バス巡回日程表、または図書館で配布している「図書館バス新着情報 かわらばん」をご覧ください。
【図書館バスのご利用案内】
●図書館バスでは、市立釧路図書館やコア図書室と同じように本を10冊まで借りることが出来ます。CDも積んでおり、本の10冊とは別に5点まで借りられます。
●返却日は次の巡回日です。基本的に一つのステーションに、2週間に1度のペースで月に2回行っています。(図書館バス巡回日程表)
●図書館やコア図書室で作られた「利用者カード」を、図書館バスで共通で使えます。
作ったことがない場合は、もちろん図書館バスでもカードを作ることができます。
また、カードを持ってきていない、忘れてしまった場合でも、用紙にお名前と登録電話番号を書いて本を借りることができます。
●借りたい本を棚やバケットから選んだら、カウンターに利用者カードと一緒に渡してください。
●本やCDを予約することも出来ます。本は10冊までで、CDは3点までです(本の10冊に含まれます)。窓口でもお電話でも受け付けています。
●市立釧路図書館やコア図書室で借りた本を図書館バスに返却することもできますし、図書館バスで借りた本を他で返却することもできます。
●図書館バスでは、具体的な書名での本の予約だけでなく、「この著者の本を何冊か持ってきてほしい」「翻訳ミステリー小説を読みたい」といったご要望でも本をご用意いたします。お気軽にお声をかけてください。
(ご不明な点がありましたら、市立釧路図書館0154-42-1411までお問い合わせください。)
【図書館バスの歴史】
市立釧路図書館の図書館バスは昭和48(1973)年5月15日に運行を開始しました。写真はその1代目です。冒頭の曲『トランペット・ヴォランタリー』をバックに、家々の間をマイクで「こちら市立釧路図書館のバスです」とPRしながら回りました。
“なんだあれは”といういぶかしげな表情、立ち止まって見送る人、慌てて玄関から飛び出してくるお母さん、物珍しそうな子どもたち・・・。いろいろな反応がありました。
「図書館バス」という言葉さえ耳新しい頃でしたが、まもなく図書館バスは大好評となりました。
昭和55(1980)年にバスは2代目へ更新し、街のどこを走っていてもひと目でわかるように、オレンジ色を基調としたデザインへ変わりました。
昭和59年10月、ステーション増設の要望が多数寄せられていたこともあり、さらに多くの皆様に図書館サービスを利用して頂くため、バスは2台体制となりました。ステーションの数も30箇所になりました。(↓写真左:2代目、右:3代目)
平成12(2000)年、図書室があるコミュニティーセンターの3館目「コアかがやき」が開設され、図書館機能がさらに強化されたことに伴って、1台体制での運行となります。ステーションは18箇所へ。(↓写真:4代目)
そして、平成24(2012)年4月1日から、5代目となる現在の白い図書館バスが走り始めました。車体のイラストは、「本を読んで何かが芽生える」ことをイメージしたものです。
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このように図書館バスは運行してきました。
通常の巡回だけでなく、図書館フェスタに現れたり、イベントを行ったりすることもあります。
図書館バスは、これまで沢山の皆様にご利用いただき、そして沢山の笑顔と出会いました。
本当にありがとうございます。
雨の日も雪の日も暴風の日も、変わらずステーションへ本を運びます!
これからも宜しくお願いいたします!
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「図書館バスだよ!」特集~次回からは、市内18ヶ所の貸出ステーションをご紹介していきます★