連載1回目、2回目は、一般閲覧室から北海道が舞台となっている小説をご紹介してきました。続いて郷土行政資料室からは、釧路が舞台となっている小説をご紹介します。
『愛の伝説・釧路湿原』
西村 京太郎/著 講談社 請求記号:K 930 /N
釧路湿原のタンチョウサンクチュアリに、ボランティアを志願して、謎めいた美女・香織が現れた。一方、東京で発生した殺人事件を追って、釧路に来た十津川警部。捜査のため、香織に接触を試みるが、彼女は失踪してしまい…。
『起終点駅(ターミナル)』
桜木 紫乃/著 小学館 請求記号:K 930 /S
鷲田完治が釧路で法律事務所を開いてから30年が経った。鷲田にとって、釧路地方裁判所刑事法廷、椎名敦子30歳の覚醒剤使用事件は、9月に入って最初の仕事だった…。現代人の孤独とその先にある光を描いた短編集。
『海霧 上・中・下』
原田 康子/著 講談社 請求記号:K 930 /H /1~3
明治の幕開き早々から昭和初年までの北海道釧路を舞台にした大河小説。きびしい自然と時代の変動を背景に、男たちがいかに生き、敗れ、女たちは運命のくびきのもと、どのように生活者としていっさいを支えたかを描く。
今回ご紹介した本は、郷土行政資料室所蔵のものは貸出を行っておりません。一般閲覧室ほか分館の方に同じ本の所蔵がございますので、貸出をご希望の方は、お気軽にスタッフまでお問い合わせください。
また、郷土行政資料室では、「釧路の風景を描いた作家たち」と題した常設展示を行っております。そちらもぜひご覧ください。