道路の氷が陽に晒されて瞬く間に解けてしまう様子に、小中学校のスケートリンクは今年は大丈夫かしら、と余計な心配をしてしまうほどには、今年は暖かい冬のようです。
以前暖かい地方にお住まいの方に、釧路では小中学校のグランドにスケート授業の為のリンクをつくるんですよ、という話をして大変驚かれてしまいました。どっきりじゃあありませんよ、先生方が夜のうちにせっせとつくってくれるんですよ、と必死に説明を試みたのですが、あの驚きようは果たして信じていただけたのかどうか・・・。学校のスケートリンクも北海道の風物詩といえるようです。
釧路では割とメジャーな冬のスポーツスケート。最近はフィギュアスケートが世界大会の活躍もあって人気上昇。私もテレビで大会の様子を見るのが楽しみです。曲にぴったりあったステップやスピン、色とりどりの衣装が華々しくて、プログラムを滑りきる頃にはすっかり引き込まれてしまいます。2月に四大陸選手権が開催されると聞いて、見事な演技を盛り上げてくれたプログラム曲をちょこっと探してみました。
まずは浅田真央選手の今年のプログラム曲。
SP「月の光」：ドビュッシー
FS「仮面舞踏会」：ハチャトゥリアン
次に安藤美姫選手。
SP「The Chairman's Waltz」：ウィリアムズ
FS「交響曲第3番オルガン」：サン=サーンス
そして中野友加里選手。
SP：「馬あぶ」より「ロマンス」：ショスタコーヴィチ
FS：「ジゼル」：アダン
月の光は有名な曲だけあって、音楽知らずな私も何度か耳にしたことがあります。浅田選手の軽やかな演技とピアノの柔らかい雰囲気がとても似合って綺麗です。一方、仮面舞踏会はジャンプ満載・巧みなステップで圧巻でした。
The Chairman's Waltzは映画「SAYURI」の楽曲だそうです。日本で発売されているCDなどでは「会長さんのワルツ」と訳されているもよう。FSのオルガンとあわせて、どちらも緩急ついた迫力があります。
ロマンスも「馬あぶ」という映画の音楽。ジゼルは踊り上手な村娘ジゼルと彼女に恋する青年を描いた、王道フィギュアスケートにぴったりのバレエ音楽なのです。
シーズン後半の演技もぜひ応援したいとおもいます。なお、残念ながら「The Chairman's Waltz」は図書館にはないのですが、その他の楽曲は市立釧路図書館本館視聴覚コーナーでご視聴・貸出いたしておりますので気になる楽曲がございましたらカウンタースタッフに御相談くださいね。
