市立釧路図書館のブログ

北海道釧路市幣舞町4-6にある市立釧路図書館のブログです。ウェブサイトはhttps://lib.city.kushiro.hokkaido.jp/からご覧いただけます。

図書館を支えるボランティアさんたち

図書館紹介・新シリーズです。図書館紹介、本の調べ方、と続きましたが今回は図書館で活躍中のボランティアさんのお仕事ぶりを紹介させていただきます!
ボランティアさんはいろいろな活動を通して図書館をサポートしてくれています。活動中のボランティアさんを見かけたことがある方も多いのではないでしょうか。そんななかから第1回目の今回は、本の修理をしてくださっているボランティアさんを紹介します!

図書館の本は、さすがに読まれる回数が半端じゃありません。何十回何百回と読まれます。本は返却されると拭いてきれいにしますが、さすがにページの抜けや破れはすぐには直せません。
こうしたアクシデントに見舞われた本は「修理本」として3階工房にあつめられます。そして専門のスタッフとボランティアさんの手で修理されてもどってきます!
関係者以外立入禁止の札がたつ工房が修理ボランティアさんの活動拠点。工房には本の修理や製本に使うさまざまな道具が並んでいて、ボランティアさんはそうした道具を使って本を修復してくれます。数日からときには数週間をかけて本の修理が完了します。怪我の治った本たちは見事に退院を果たしてもといた場所へ帰り、再び誰かが読んでくれるのを待っているのです。
活動場所が工房なので、作業姿を目にする機会がすくない修理ボランティアさんですが、本の怪我を治してくれる頼れるお医者さんたちです!


図書館の修理本は意外とたくさんあります。ロングセラーでよく読まれる本はもちろん、ドラマ化などで注目される本など、人気本ほど怪我が絶えません。市内では一番利用の多い市立釧路図書館本館では、利用に比例して修理も多く、日々傷ついた本たちが工房に運ばれます。
使い込めば痛んでしまうのは仕方が無いことで、それだけ愛されている証拠でもあります。長く愛される本は図書館の誇りでもあります。
とはいえ、ついこの間退院したばかりの本が再び入院してしまう姿を見るのは悲しいのです。もし少しくったりした本でも、読むときにはいたわってあげてくださいね。それだけたくさんの方に望まれた本なのです。