市立釧路図書館のブログ

北海道釧路市幣舞町4-6にある市立釧路図書館のブログです。ウェブサイトはhttps://lib.city.kushiro.hokkaido.jp/からご覧いただけます。

『桜木紫乃さんトークセッション』を開催いたしました。

『としょかんフェスタ2010』の初日、10月30日(土曜日)に
釧路出身の作家・桜木紫乃さんをお迎えして
北海道立文学館地域連携事業『桜木紫乃さんトークセッション』を開催いたしました。
人前で話すのが苦手…とすごく緊張されていましたが、FMくしろパーソナリティの
大津桃子さんが聞き手となり、釧路で幼い頃の事から
中学2年の時に原田康子さんの『挽歌』に出会い、読書に目覚めた。
そして、いつか自分の生まれた街を舞台にした小説を書いてみたい
と思ったというエピソードをお話くださいました。
作家さんというと、夜中にコツコツと書いているという想像をしておりましたが
『きちんと次の日にならないうちに寝ていますよ』とのこと。


2002年に『雪虫』で第82回オール讀物新人賞を受賞してから、『氷平線』『風葬
『凍原』『恋肌』新刊『硝子の葦』と次々と著作を発表されている桜木さん。
最新刊である『硝子の葦』では、『生きるということは尊い』という思いを込めた
とおっしゃっておりました。

桜木さんが『よく通っていた図書館にこんな形ですてきな里帰りできたことを
本当に嬉しく思います』との言葉をいただき、和やかな雰囲気の中
トークセッションが終了いたしました。

桜木さんは気さくなお人柄でユーモアも交えたトークセッションになり
来館された方々にとっても、楽しい時間になったと思います。

トークセッション終了後に、桜木さんの著作販売&サイン会が開催されましたが
こちらも大好評で、桜木さんがサインをするのに順番待ちで長い行列ができました。
新連載も始まっているとのこと、桜木さんからこれからも目が離せません。

ご来館いただいたみなさん、ありがとうございました。