最初は冬の絵本です
『一二の月たち』 ボジェナ・ニェムツォヴァー/再話 出久根育/文・絵 偕成社
スラブ民話。継母とその娘ホレナと住んでいる女の子マルシュカは、１月のある日冬山で
スミレを取ってくるように言いつけられます。雪山をさまよううち、たき火を囲んで座る
１２人の男たちに出会いますが・・・というおはなし
佐々木丸美の『雪の断章』の中で印象的な童話として使われているので、なんとなく話を
知っている方もいるかもしれませんね。小説の中ではストーリーにあうように多少
変えられているので本来の話が気になる方はぜひどうぞ
きれいな絵で雰囲気のある絵本です
２冊目は楽しいお正月準備の絵本
『もちづきくん』 中川ひろたか/作 長野ヒデ子/絵 ひさかたチャイルド
もちづきくんはおしょうがつやさん
おしょうがつが近づくとやってきてお餅をついてくれるのです
ねこの手も借りたいほど忙しいもちづきくんのところにねこが
やってきて、本当にねこの手を借りてしまいます
ちょっとしたしかけのページもあり、年末の読み聞かせにピッタリの絵本です
３冊目はためになるし、お料理も出来ちゃう本
『かまぼこの絵本』 のむらあきら/編 フジモトマサル/絵 農文協
農文協の「つくってあそぼう」シリーズの１冊
お正月につきもののかまぼこの、歴史から種類・作り方までこの１冊でなんでもわかっちゃう！
イラストも可愛らしくて、ねこがかまぼこを作るというストーリーになっていてとっても和みます
大人向けの解説もあるので小学生から大人まで十分楽しめる内容となっていますよ
年末年始のお休みでゆっくり長編の小説に挑戦してみるのも良いですが、児童文学も良いですよ
ぜひ児童室にもいらして下さいね
