~の秋特集の第2回目も「読書の秋」にちなんだ本をご紹介します
今回は児童書です
最初は絵本から
『コウモリとしょかんへいく』 ブライアン・リーズ/作・絵 さいごうようこ/訳 徳間書店
コウモリたちが夜の図書館へやってきました。子どものコウモリには図書館はなにをする場所なのかはじめはわかりませんでしたが、大人のコウモリによみきかせをしてもらうと物語の世界にひきこまれて・・・。
コウモリたちが児童文学の名作の主人公になりきっているシーンで、あなたはいくつの作品を発見できますか?
バーネットの古典作品が新訳で出版されました!
『小公女』 フランシス・ホジソン・バーネット/作 高楼方子/訳 福音館書店
英国の裕福な家庭で育ったセーラは、寄宿学園でも特別扱いされていましたが、インドで父親が事業に失敗して亡くなったという知らせからその境遇は一変します。学園の経営者であるミンチン先生に目の敵にされ、下働きの生活を余儀なくされます。辛くひもじい生活の中でも彼女は想像力をはたらかせて気高く生きようとするのでした。
なんと翻訳は児童文学作家の高楼方子(たかどのほうこ)さんです。贅沢!それに装画は高楼さんが惚れ込んだというエセル・フランクリン・ベッツのもの。作品の雰囲気をとても損なわずに表現しています。日本でもとても人気のある作品で、アニメーションやドラマにもなっています。けなげなセーラの姿に涙した方も多いのでは?原作だとまた雰囲気が違いますよ。
読書の秋に昔懐かしい作品を再読してみるのもいいですね。