市立釧路図書館のブログ

北海道釧路市幣舞町4-6にある市立釧路図書館のブログです。ウェブサイトはhttps://lib.city.kushiro.hokkaido.jp/からご覧いただけます。

「季節はずれの怖い話」特集 第3回目

 今月のブログ連載では、「季節はずれの怖い話」特集をお送りしています。
最後となる第3回目は、2階一般閲覧室よりご紹介します。

大分寒くなってきて体が冷える季節なのに、さらに寒くなるような本をご紹介。
怖い本好きのスタッフ数人のオススメ本です!


「盛り塩のある家」 福澤 徹三/著 メディアファクトリー F/フ 2012.9 所蔵:コア鳥取図書室
タイトルからして既に怖いですね。短めの怪談を51話収録。
“飲み屋のトイレに入ったきり霧のように消えた友人、薄汚れたホテルの部屋を駆け抜ける足音、便器に坐り込んでいたもう一人の「わたし」、ドライヤーの音に紛れ込んだ低い女の声・・・。読み終えても、決して背後を振り向かないでください。”(帯より抜粋)

新耳袋 現代百物語」 第一夜~第九夜 木原 浩勝・中山市朗/著 メディアファクトリー 147/K 1998~2004 所蔵:一般閲覧室
「古来よりいちどきに百の怪奇な話をすると、怪異なことが起こるとされている。これが“百物語”である」(まえがきより抜粋)
現代に起こった百の怪異現象を収録した怪談実話集です。読み終わった時、あなたに何かが起こる…。

「九十九怪談」
第一夜~第五夜 木原 浩勝/著 角川書店 147/K 2008~2012 所蔵:一般閲覧室
新耳袋」の木原浩勝氏がおくる新怪談シリーズ。女が徘徊する地下のスタジオ、次々観客が死亡する映画館、電気の消えないレントゲン室・・・・。こちらは九十九怪談ということで、怪談が99話収録されています。現代の本当にあった怪談話です。

てのひら怪談 ビーケーワン怪談大賞傑作選  加門 七海/編 ポプラ社 F/カ 2007~2008 所蔵:一般閲覧室
怖い話、不思議な話、奇妙な話…。800字で綴られた、世にも小さな物語。オンライン書店ビーケーワンが開催した「ビーケーワン怪談大賞」の応募作の中から、名作佳品100編を選りすぐって収録。

「殺人鬼フジコの衝動」  真梨 幸子/編 徳間書店 F/マ 2011.5 所蔵:コアかがやき図書室 (文庫は一般閲覧室)
一家惨殺事件のただひとりの生き残りとして、新たな人生を歩み始めた10歳の少女。だが、彼女の人生は、いつしか狂い始めた。何が少女を伝説の殺人鬼・フジコにしてしまったのか? ドス黒く、果てしない女たちのノワール。