市立釧路図書館のブログ

北海道釧路市幣舞町4-6にある市立釧路図書館のブログです。ウェブサイトはhttps://lib.city.kushiro.hokkaido.jp/からご覧いただけます。

春の自然観察特集 第2回目

 

今月の特集は、「春の自然観察特集」と題して、自然観察に関する様々な本をご紹介しています。

 

今回は一般閲覧室よりお送りします!

 

1冊目は、

センス・オブ・ワンダー
レイチェル・カーソン/著 上遠恵子/訳 新潮社 1996.7

美しいもの、未知なもの、神秘的なものに目を見はる感性〈センス・オブ・ワンダー〉。子どもと一緒に自然の中へ出かけてみましょう。自然は嵐の日も穏やかな日も夜も昼も、子どもたちへの大切な贈り物をくれます。そして大人にも。「沈黙の春」で環境問題の警鐘を鳴らしたレイチェル・カーソンが、甥のロジャーと一緒に自然を探検し、共に感じた喜びを綴った本です。読んでいると、自然の中にいる時のワクワクが湧き上がってきます。

 

2冊目は、

星の王子さまの天文ノート」
縣 秀彦(国立天文台)/監修 河出書房新社 2013.2

世界中で愛されるサン=テグジュペリの名著、「星の王子さま」を通して知る星々の世界。初心者の方のためのやさしい天文入門書です。月や太陽系、天文現象、星座などについて美しい写真と共に解説。「星の王子さま」の挿絵が所々に配され、各章の扉には「ぼく」と「王子さま」の言葉が載っているので、星空を見上げるときに王子さまのことを思ってしまいそうです。

 

3冊目は、

「てんきごじてん 風・雲・雨・空・雪の日本語」 ピエ・ブックス 2009.5

日本では古来から自然を愛しそれを表現する中で、気象にまつわる言葉も驚くほどたくさん編み出されています。例えば、
  「円清(えんせい)」・・・てん。大空。また、とくに春のころの空。
  「和風(わふう)」・・・のどかに吹く風。やわらかな春の風。
  「盗人雨(ぬすびとあめ)」・・・音もなく静かに降る雨。
  「彌彌雪(いややゆき)」・・・根雪の上にさらに降り積もる雪。深い雪。

本当に沢山の美しいてんきごがあります。これらを知って見回す自然の風景は、また一味違うものになりそうです。


次回は3階郷土行政資料室よりお送りします!