「絵本を読もう!」特集第2回目は、すこし変わった絵本を紹介します。
どのように変わっているかというと……。「形」です!
まずは1冊目の紹介です。
「つきのぼうや」 イブ・スパング・オルセンさく・え やまのうち きよこ やく
福音館書店 1975.10
まず何と言ってもこの「形」!縦長なんです!
絵本の棚に並んでいても存在感が抜群なこの絵本。なんと縦が35センチもあるんです。
存在感に惹かれて手に取ってみると……。意外にもフィットするんです。
横の長さは13センチと、文庫本よりも少し大きいくらい。大人の手にもしっくりきます。
内容はおつきさまに頼まれて、つきのぼうやがおつかいに行くというお話。
デンマークのお話なのですが、中の絵も独特で見ごたえがあります。棚に並んでいるのを見かけたら、ぜひ借りてみてください。
2冊目はこちらです。
福音館書店 1983.3
何の変哲もない絵本のようですが、よく見てください。
図書館のラベルが上にあるのにお気づきでしょうか?
この本は、普通の本のように右から左、左から右に開くのではなく、下から上に開く絵本なんです!
内容は、ある日曜日に、何もすることがなかった主人公のひろしが、ひたすら穴を掘っていく……といったストーリー。
ページを開く度にひろしの掘った穴が深くなっていく様子を見ることができます。
この絵本の読み方ならではの見せ方ですね。
今回紹介した2冊は、私が幼少のころから大好きな絵本です。(中身も形も。)
皆さんもぜひ機会がありましたら借りてみてくださいね!