こんにちは。いつも市立釧路図書館をご利用いただきありがとうございます。今年も夏が過ぎ去って、秋風が気持ちいい季節となりました。
葡萄に梨に、くり、かぼちゃ。美味しいものがいっぱいの秋の味覚、堪能されていますか?果物も野菜もおいしいけれど、釧路人としてはやっぱり魚を抜きには語れません!
ということで食いしんぼうスタッフによる味自慢企画、第3回は「鮭」です。3階郷土行政資料室からお届けします。どちらも2階一般閲覧室にも所蔵がございますので、おうちでじっくり派のお客様はどうぞ2階もご利用ください。レシピコピー派のお客様はは3階で承ります。
『鮭の歴史』
(ニコラース・ミンク∥著.原書房.2014.)
この本の始まりはアラスカの辺鄙な田舎町から。「おいしい魚」として世界各国の食卓に上る鮭ですが、第1章ではどうやって食べられてきたかが語られます。2章では塩漬けと燻製、3章では缶詰、4章では生鮭と様々な「鮭」がでてきます。アイヌやスコットランドでの調理についても触れられています。道民の「鮭」感とはちょっと違う外国「鮭」の顔が新鮮です。
ちなみにこの本、「「食」の図書館」というシリーズのなかの1冊です。他にも『スパイスの歴史』『ミルクの歴史』など色々あるので、興味のある方は2階もご利用ください。
『旬の味 サケ料理154』
(北海道サケ・マス調理研究会∥編.北海道新聞社.1994.)
やっぱりおなかも満たしたい。という時はこのレシピ本。20年以上前の本なのですが、177ページボリューム全てサケ料理という1冊。石狩鍋のような定番からサケとコンブのイタリア風おにぎりというなんだかふしぎなものも。
もう少しお手軽なレシピとしては『さけ』(セブン&アイ出版.2014.)もありますので、こちらもぜひ。