市立釧路図書館のブログ

北海道釧路市幣舞町4-6にある市立釧路図書館のブログです。ウェブサイトはhttps://lib.city.kushiro.hokkaido.jp/からご覧いただけます。

「出版社あれこれ」特集 2回目 

今月のブログ連載は「出版社あれこれ」と題して、出版社を特集しています。

2回目に取り上げるのは集英社です。

 

集英社は、1922年(大正11年)創業の「小学館」から、1926年(大正15年)に娯楽誌出版部門として分離し設立されました。小学館は学習性の強い子ども向け雑誌を出版するのに対し、集英社は趣味や娯楽の男女別学年別雑誌を(「尋常小学一年女生」や「男子幼稚園」など)創刊していきます。1947年合資会社。1949年株式会社となりました。

 

近年は、雑誌(「non no」「MORE」「MEN'S NON NO」「UOMO」「週刊少年ジャンプ」「りぼん」など39誌)、 書籍、 辞典、児童書、コミック(「DORAGON BALL」「ちびまる子ちゃん」等)を出版。

また、「柴田練三郎賞」「開高健ノンフィクション賞」「すばる文学賞」「手塚賞赤塚賞」といった賞を主催しています。

 

読書推進活動として「高校生のための文化講演会」や「全国高校生読書体験記コンクール」を開催。

子どもたちが様々な職業を体験することができる「キッザニア東京」のオフィシャルスポンサーとして出版社パビリオン出展もしています。

他にも、『スラムダンク』の作者・井上雄彦氏の呼びかけにより設立された、高校卒業後に約1年間の米国留学を支援する「スラムダンク奨学金」も行われています。

出版の他にも様々な文化事業が展開されています。

 

 

それでは、集英社から出版されたもので新着本をいくつかご紹介します。

ユートピア湊 かなえ/著 2015年11月 314p  20cm 

所蔵館:市立釧路図書館 一般閲覧室、コア鳥取図書室、阿寒町公民館図書室、音別町ふれあい図書館

 海辺の町で出会い、ボランティア基金「クララの翼」を設立した3人の女性たち。ささいな不協和音から、やがて隠された事件が姿を現す。心理ミステリー。

現在、予約件数は38件で人気です。

 

「光のない海」 白石 一文/著 2015年12月 324p 20cm

所蔵館:市立釧路図書館 一般閲覧室、阿寒町公民館図書室

建材会社の社長を務める高梨修一郎。50歳を過ぎ、心に浮かぶのは過去の秘密と忘れがたい運命の人…。個人と社会の狭間にある「孤独」を緻密に描き出す長編小説。

現在予約件数は、5件です。

 

「知ってトクする!年金の疑問71」 井戸 美枝∥著  2015年11月 287p 19cm

所蔵館:市立釧路図書館 一般閲覧室

マイナンバー導入で年金はどう変わる? 年金保険料、払わなかったらどうなる? 公的年金、本当に大丈夫? 企業年金はどう運用するのがトク? 年金制度のすべてを知る人気社会保険労務士が、気になる年金の疑問に答えます。

 

 

「夜中の電話 父・井上ひさし最後の言葉」 井上 麻矢/著 2015年11月 173p 19cm

所蔵館:市立釧路図書館 一般閲覧室

自分の潔癖さを愛しなさい。何事も基本形を作ることが大事。忙しい時こそ、映画を観て本を読め-。2010年に没した井上ひさしが、「こまつ座」を継いだ三女・麻矢に語った77の珠玉の言葉をまとめる。

 

 

貸出中の本や市内の分館分室にある本を、予約することができますので、気になる本がありましたら窓口でご予約ください。