第1回目に引き続き児童室、そして図書館バスから大人の方にもオススメな絵本をご紹介します。
『ジャガーとのやくそく』
アラン・ラビノヴィッツ/作 カティア・チエン/絵
美馬 しょうこ/訳 あかね書房 2015
所蔵:児童室 請求記号:E/ア
野生動物の保護に人生を捧げてきた動物学者であるアラン・ラビノヴィッツのはじめての絵本。こどものときから抱えてきた吃音への悩みや、唯一気持ちを伝えることができた動物たちへの愛を描く、心にしみる一冊です。
『小学生のボクは、鬼のようなお母さんにナスビを売らされました。』
原田 剛/文 筒井 則行/絵 ワイヤーオレンジ 2014
所蔵:児童室 請求記号:E/ワ
とても優しかったお母さんが、突然鬼のようになりました…。知らない団地に1人でナスビを売りに行き、ひとつも売れないと「明日は絶対に売らなアカンでよ!」と怒られる。なぜお母さんはボクにナスビを売りに行かせたのか…お母さんの厳しさ、そこに隠された大きく深い愛情に胸がいっぱいになります。
『りんごかもしれない』
請求記号:E/フ
机の上においてあるりんご…もしかしたら、これはりんごじゃないのかもしれない。実は何かのタマゴかもしれない。心があるのかもしれない。ぼくを捕まえるためのワナかもしれない…。小さなひとつの疑問から展開される、ひらめきと発想の壮大な世界が笑いを引き起こします。
『3びきのかわいいオオカミ』
ユージーン・トリビザス/文 ヘレン・オクセンバリー/絵
こだま ともこ/訳 冨山房 1994
誰もが知っている「3びきのこぶた」のパロディ本です。悪者は…ブタ!?わるいおおブタがレンガのお家をハンマーで壊し、コンクリートのお家を電気ドリルで壊し、鉄骨や鉄板でできたお家をダイナマイトで壊していく…命からがら逃げだした3びきのオオカミが次に建てたのは、なんと花の家でした!犯罪学者と人気画家のコンビによる愉快なお話です。
児童室からは実話を元にした絵本、図書館バスからはくすっと笑えるシュールな絵本をご紹介しました。児童室はもちろん、図書館バスにもたくさんの絵本があります。ぜひ、ご利用になってみてください。