「あったか~い本」特集、第3回目は児童室が担当いたします。
12月も後半に突入、今週末はいよいよクリスマスですね!
ということで、児童室からはクリスマスにちなんだ絵本です。
『こうさぎのクリスマス』
松野正子/さく 荻太郎/え 1988 福音館書店
請求記号:E/フ
きつねに追いかけられ両親が帰ってこないので、クリスマスを祝うことができないうさぎの兄妹。サンタが来ないのではと心配になる妹を不憫に思って、兄はこっそりプレゼントを用意します。妹も秘密で兄にプレゼントを用意していて…兄弟愛あふれるお話で、クリスマスの朝に起こる奇跡にほっこりします。
『ビロードのうさぎ』
マージェリィ・W・ビアンコ/原作 酒井駒子/絵・抄訳 2007 ブロンズ新社
請求記号:E/フ
クリスマスプレゼントだった、おもちゃのうさぎ。ぼうやが寝るときも外遊びするときも一緒だったので、ビロード製の立派なうさぎもだんだん薄汚れて…そして、ぼうやとお別れするときがきてしまいます。子どもに愛されたおもちゃが本物になる、そんな魔法が子ども部屋にはあるのかも。
『ぴちぴちカイサとクリスマスのひみつ』
リンドグレーン/作 ヴィークランド/絵 山内清子/訳 1977 偕成社
請求記号:E/カ
小さな家でつつましく暮らしているカイサとおばあさん。クリスマスを前に足を痛めて動けなくなったおばあさんに代わり、カイサがクリスマスの準備をすることに。赤と白のしましまキャンディーを市場で売って、大掃除とご馳走づくりもカイサが立派にやりとげます。『長くつ下のピッピ』等を手がけたリンドグレーンの作品。
『水曜日の本屋さん』
シルヴィ・ネーマン/文 オリヴィエ・タレック/絵 平岡敦/訳
2009 光村教育図書
所蔵:児童室、中部地区図書館
水曜日に本屋さんに行くと、毎週必ず会うおじいさんがいます。いつも同じ分厚い本を時々涙を流しながら読んでいるおじいさんをやさしく受け入れる本屋さん。でも、クリスマスの3日前にその本がとうとう本屋さんの棚から消えていて…本屋さんの粋な計らいに心があたたまります。
クリスマスにちなんだ、あったか~いお話の絵本を児童室からご紹介しました。
ここで、お知らせです!
24日(土)11時から「クリスマス★スペシャルおはなし会」を開催します。
クリスマスの絵本や紙芝居、キラキシスターズの歌や演奏もありますよ。
クリスマス・イヴは児童室でステキなひとときを過ごしませんか?
皆さまのご来館、お待ちしております!