今月のブログ連載「北海道の物語」、
最後は児童室から絵本をご紹介します。
『大きな時計台 小さな時計台』
川嶋 康男/作 ひだの かな代/絵 絵本塾出版 E/エ
所蔵:児童室・西部地区図書館
札幌の観光名所、時計台。時計職人だった井上さん親子が時計台を守ってきたあゆみと、時計台の歴史が描かれた絵本です。時計台がこれまで刻んできた時間と歴史の重みを感じます。絵本を読んでいると時計台の鐘の音が聞こえてくるような…
『エゾオオカミ物語』
あべ弘士/作 講談社 E/コ
所蔵:児童室・中部地区図書館・郷土行政資料室(閲覧のみ)
絶滅したエゾオオカミの話をふくろうおじさんが物語ります。エゾオオカミがいなくなったことでエゾシカが増え、人間は頭を悩ませていますが…どうしてそうなってしまったのか、考えさせられる絵本です。
『北加伊道』松浦武四郎のエゾ地探検
関屋 敏隆/文・型染版画
ポプラ社 E/ホ
所蔵:児童室・中部地区図書館・郷土行政資料室(閲覧のみ)
今から160年前、当時エゾ地とよばれていた北海道を探検し、後に「北海道の名づけ親」といわれるようになった松浦武四郎の旅とアイヌとの交流を描いた絵本です。釧路市内にある松浦町は、実は松浦武四郎にあやかって付けられた町名だそうです。
児童室からはノンフィクションのお話を紹介しました。
今月のブログ連載は「北海道の物語」を特集してきましたが、
いかがでしたか。
地元北海道が舞台になったお話、親しみがわいて読みたくなりましたよね。
そろそろ読書の秋に突入します。
皆さまの来館をお待ちしております。