市立釧路図書館のブログ

北海道釧路市幣舞町4-6にある市立釧路図書館のブログです。ウェブサイトはhttps://lib.city.kushiro.hokkaido.jp/からご覧いただけます。

今週のラヂオ本

こんにちは!いつもご利用いただきありがとうございます。

今週もFMくしろ「桃子の純情・人情・六畳・一間」(月・火曜日午後2時から生放送中)の市立釧路図書館のコーナー「丘のうえからこんにちは」(2時30分頃から)で紹介された本をご紹介します!

11月15日(火)放送分のスタッフオススメ紹介本はこちらの本です★ 

  

児童書『もりがもえた』(2016.7)

きむら ゆういち/作 堀越 千秋/絵 出版社:架空社

コメント→目立ちたがりでホラ吹きのイタチは、ライオンに獲物の居場所を教え仲良しになります。しかし干ばつがおこり、獲物が森から姿を消したことから喧嘩をしてしまい…親交の深い作家二人がタッグを組んだ、迫力あふれる作品です。

 

一般書『あんこのおやつ 和&洋素材とあんこのおいしい組み合わせ』(2015.12)

森崎 繭香/著 出版社:誠文堂新光社

コメント→定番の和のおやつをはじめ、ケーキやスコーンといった焼き菓子、簡単なカップデザートなど、和素材とも洋素材とも相性がよい、あんこの可能性が広がるお手軽レシピをたくさん紹介します。

 

CD『親子できこう 子ども落語集』 (2008.11)

発行所:日本コロムビア

コメント→たのしい古典落語の名作を厳選!落語の楽しさをもっと身近に子どもたちにも感じてもらいたいという思いをもとに、子ども向けに作られた落語CD。「化物使い」「そば清」「寿限無」他を収録しています。

 

 ご予約も受付しています。

ぜひチェックしてみてくださいね!

「大人も読みたい絵本」特集 第3回目

 第3回目は、二階一般閲覧室からです。

絵本といえば児童室のイメージですが、一般閲覧室にも美術の本のコーナー(請求記号726のあたり)やティーンズのコーナーに大人向けの絵本を取り揃えております。

その中からスタッフが選んだおすすめの本をご紹介します!

 

『緑色のうさぎの話』

道尾 秀介/作 半崎 信朗/絵 朝日出版社 2014.6 

所蔵:一般閲覧室 請求記号:726/M

 

みんなにばかにされている緑色のうさぎは、遊ぶ時も、ごはんの時もひとり。もうひとりぼっちはいやだ。うさぎは高いがけのほうへ歩いていき…。

小説家である著者が、十七歳の時に個人的に制作した絵本をもとに描かれた絵本です。

ちなみに、元となった絵本は2010年に発売された著者のエッセイ『プロムナード』に収録されています(一般閲覧室所蔵 請求記号:F/ミ)

 

 

『はなねこ』

モーリーあざみ野/作 日本放送出版協会 2008.4 

所蔵:一般閲覧室 請求記号:726/A

 

風にのって飛んできた「はなねこのもと」が植物の種に宿り、発芽すると花にすむ妖精「はなねこ」が現れて、開花とともに体に花を咲かせる…。12種類のはなねこたちを繊細なイラストと文章で描く。

可愛らしいはなねこたちから、お花のいい香りが漂ってきそうな1冊です。

 

『うろんな客』

エドワード・ゴーリー/作 柴田元幸/訳 河出書房新社 2000.11 

所蔵:一般閲覧室 請求記号:726/G

 

カギ鼻あたまのヘンな生き物がやってきたのはヴィクトリア朝の館。とある一家の生活の中に突然入り込んできて…。大人のための絵本。

一部のファンからカルト的な人気を誇るエドワード・ゴーリー。2000年に死去されましたが、今なお新たな翻訳本が出版され続けています。

2016年4月に兵庫県の美術館で日本初の展覧会が開催され、約2年をかけて日本全国の美術館を巡回するそうです。

 

『魔術』

芥川 龍之介/作 宮本 順子/絵 偕成社 2005.3 

所蔵:一般閲覧室 請求記号:726/A

 

ある時雨の降る晩、若い魔術の大家ミスラ君が魔術を見せてくれました。ミスラ君は魔術は誰でも造作なく使えると言います。ただ、習得するのには一つの条件があったのでした。人間の欲深さを見事に描いた芥川龍之介の名作絵本。

羅生門』や『鼻』などが有名な芥川龍之介。こちらは絵本なので、文豪の小説は読みにくい、といった方におすすめの一冊です。

なお、この本は『日本の名作童話名作選』というシリーズの一冊で、宮沢賢二や小川未明などの作家の本もあり、市内の図書館に33冊所蔵しています。本によって所蔵場所が違いますので、ウェブの検索や窓口でご確認ください。

 

二階一般閲覧室では、大人向けの絵本以外にも、絵本作家の自伝やガイドブック、イラスト集なのもあります。ぜひご覧ください!

今週のラヂオ本

こんにちは!いつもご利用いただきありがとうございます。

今週もFMくしろ「桃子の純情・人情・六畳・一間」(月・火曜日午後2時から生放送中)の市立釧路図書館のコーナー「丘のうえからこんにちは」(2時30分頃から)で紹介された本をご紹介します!

11月8日(火)放送分のスタッフオススメ紹介本はこちらの本です★ 

 

絵本『おじいさんのしごと』(2013.1)

山西ゲンイチ/作 出版社/講談社

コメント→ケンタ君のおじいさんは死んだあと、ネコたちにちょびヒゲを描く仕事をすることになります。しばらくして生まれたケンタ君の飼いネコの子どもには、ちょびヒゲがついていて…おじいさんとケンタ君の絆が感じられるお話です。

 

一般書『自分では気づかない、ココロの盲点』(2016.1)

池谷 裕二/編 出版社/講談社

コメント→たとえば買い物で、得だと思って選んだものが、よく考えればそうでなかったことはありませんか。「認知バイアス」と呼ばれる脳のクセを、ドリル風に解説したものです。

 

CD『ムーンライト・セレナーデ』(2004.7)

スーパー・トロンボーン/演奏  発行:ビデオアーツミュージック

コメント→ビッグ・バンドの永遠の名曲をカヴァーした1枚。デビッド・マシューズの極上アレンジとスーパー・トロンボーンのトップクラスの演奏による、新世紀のバンド・サウンド。

 

 ご予約も受付しています。

ぜひチェックしてみてくださいね!

「大人も読みたい絵本」特集 第2回目

第1回目に引き続き児童室、そして図書館バスから大人の方にもオススメな絵本をご紹介します。

 

ジャガーとのやくそく 

アラン・ラビノヴィッツ/作 カティア・チエン/絵

美馬 しょうこ/訳 あかね書房 2015 

所蔵:児童室 請求記号:E/ア

野生動物の保護に人生を捧げてきた動物学者であるアラン・ラビノヴィッツのはじめての絵本。こどものときから抱えてきた吃音への悩みや、唯一気持ちを伝えることができた動物たちへの愛を描く、心にしみる一冊です。

 

小学生のボクは、鬼のようなお母さんにナスビを売らされました。

原田 剛/文 筒井 則行/絵 ワイヤーオレンジ 2014

所蔵:児童室 請求記号:E/ワ

とても優しかったお母さんが、突然鬼のようになりました…。知らない団地に1人でナスビを売りに行き、ひとつも売れないと「明日は絶対に売らなアカンでよ!」と怒られる。なぜお母さんはボクにナスビを売りに行かせたのか…お母さんの厳しさ、そこに隠された大きく深い愛情に胸がいっぱいになります。

 

りんごかもしれない

ヨシタケシンスケ/作 ブロンズ新社 2013

所蔵:図書館バス・児童室・阿寒町公民館図書

請求記号:E/フ

机の上においてあるりんご…もしかしたら、これはりんごじゃないのかもしれない。実は何かのタマゴかもしれない。心があるのかもしれない。ぼくを捕まえるためのワナかもしれない…。小さなひとつの疑問から展開される、ひらめきと発想の壮大な世界が笑いを引き起こします。

 

3びきのかわいいオオカミ

ユージーン・トリビザス/文 ヘレン・オクセンバリー/絵

こだま ともこ/訳 冨山房 1994

所蔵:図書館バス・西部地区図書館 請求記号:E/フ

誰もが知っている「3びきのこぶた」のパロディ本です。悪者は…ブタ!?わるいおおブタがレンガのお家をハンマーで壊し、コンクリートのお家を電気ドリルで壊し、鉄骨や鉄板でできたお家をダイナマイトで壊していく…命からがら逃げだした3びきのオオカミが次に建てたのは、なんと花の家でした!犯罪学者と人気画家のコンビによる愉快なお話です。 

 

 

児童室からは実話を元にした絵本、図書館バスからはくすっと笑えるシュールな絵本をご紹介しました。児童室はもちろん、図書館バスにもたくさんの絵本があります。ぜひ、ご利用になってみてください。

 

今週のラヂオ本

こんにちは!いつもご利用いただきありがとうございます。

今週もFMくしろ「桃子の純情・人情・六畳・一間」(月・火曜日午後2時から生放送中)の市立釧路図書館のコーナー「丘のうえからこんにちは」(2時30分頃から)で紹介された本をご紹介します!

11月1日(火)放送分のスタッフオススメ紹介本はこちらの本です★ 

 

児童書『めいちゃんの500円玉』(2015.12)

なかがわ ちひろ/作 出版社/アリス館

コメント→道でひろった500円玉がしゃべりだし、「オレさまで、すきなものを買いなよ」といわれたメイちゃん。そんなことを急にいわれたメイちゃんは…。いったい500円玉で何を買ったのでしょうか!?

 

一般書『異常気象と温暖化がわかる』(2016.6)

河宮 未知生/監修  出版社/技術評論社 

コメント→最近何かと気になるキーワード「異常気象」や「温暖化」。将来どうなるのかという不安を感じている方もいるのでは?この本ではそれらのしくみや、このまま温暖化が進むとどうなるのかという予測も詳しく解説してくれます。

 

CD『ねこふんじゃったの謎』(2007.7発売)

発行所:キングレコード

コメント→ピアノが弾けなくても誰もが知っている。だけど曲の由来についてはほとんど知られていない不思議な名曲「ねこふんじゃった」の謎にせまる作品。20数カ国の多彩なバージョンを収録しています。

 

 ご予約も受付しています。

ぜひチェックしてみてくださいね!

るんちゃんSHOP 図書館販売

図書館1階ロビーでパン等を販売している「るんちゃんSHOP」の11月の日程をお知らせします。販売時間はすべて11:30~13:30です。

 

11月2日(水)  大きな木(パン類他)

11月4日(金) あらんじぇ(洋菓子類)

11月9日(水) 大きな木(パン類他)

11月16日(水) 大きな木(パン類他)

11月18日(金) あらんじぇ(洋菓子類)

11月23日(水) 大きな木(パン類他)

「大人も読みたい絵本」特集 第1回目

少しずつ秋も深まってきましたね。

秋といえば、食欲の秋、スポーツの秋、芸術の秋

そして、やっぱり読書の秋ですよね!

11月のブログ連載は「大人も読みたい絵本」を特集していきたいと思います。

絵本は子どもが読むものと思われがちですが、ステキな絵本が沢山あります。

是非大人の方にも味わっていただきたく、今回の企画となりました。

秋の夜長に、絵本を読んでみませんか。

それでは早速、児童室からご紹介します!

 

『旅の絵本』 

安野 光雅/著 福音館書店 1986 

所蔵:児童室・東部地区図書館・中部地区図書館・西部地区図書館 

請求記号:E/フ

文章はありませんが、どのページにも描かれている旅人が主人公なのでしょう。「赤ずきん」など名作のワンシーンや「落穂ひろい」などの有名な絵、数ページ連続して描かれている鳩や風船…色々と描かれている仕掛けを見つける楽しさもあります。旅の絵本シリーズは全8冊あり、読み手も旅人と一緒になって世界の国々を旅する気分になれます。やさしい色合いと細やかな描写が魅力の絵本。

 

『ジャーニー 女の子とまほうのマーカー』

アーロン・ベッカー/作 講談社 2013

所蔵:児童室・阿寒町公民館図書室 請求記号:E/コ

赤いマーカーで書いたものが実体化して、少女を冒険の世界へ導きます。助けた鳥を追いかけて行くうちにひとりの少年のもとへたどり着くのですが…その少年もまた紫のマーカーを持っていたのです。この絵本の続編となる『クエスト にじいろの地図のなぞ』は魔法のマーカーを持つ二人の冒険のお話です。お話のカギとなる魔法のマーカーが目を引きます。

 

『漂流物』

デイヴィット・ウィーズナー/作 BL出版 2007

所蔵:児童室・中部地区図書館・阿寒町公民館図書室 請求記号:E/ヒ

海で拾ったカメラ。フィルムを取り出し現像した写真には、海中の神秘的で不思議な世界が写っています。さらに、1枚の人物写真を見た主人公は自撮りした後でカメラを海に返すのですが…子どもたちの間を漂流するカメラは、まるで意思があるようにも思えます。主人公のように拾った子どもたちは繰り返しカメラのもくろみを手伝っている、ということなのでしょうか。海と時間を越える、壮大なストーリーの絵本です。

 

『夢にめざめる世界ーIMAGINE A WORLDー』

ロブ・ゴンサルヴェス/作 金原瑞人/訳 ほるぷ出版 2016

所蔵:児童室 請求記号:E/ホ

現実から夢へと読み手を誘う芸術的な絵本です。絵を見るだけでも不思議な感覚に陥る「だまし絵」で構成されています。文章から想像をふくらませて絵を見ると、夢と現実が交錯する世界に迷い込んでしまいそうです。このトリックアート画家が手がけた「だまし絵」の絵本は、他に『終わらない夜』、『真昼の夢』、『どこでもない場所』があります。

  

『百年の家』

ロベルト・インノチェンティ/絵 J.パトリック・ルイス/作 長田 弘/訳 

講談社 2010 所蔵:児童室・中部地区図書館 請求記号:E/コ

古びた家が新しい家族を迎え入れてからの100年を物語ります。その家に住む家族の日々、春夏秋冬の生活、さらに長い年月の間に迎える人生の節目が、取り巻く環境や時代の変遷とともに描かれています。国際アンデルセン賞画家賞を受賞したインノチェンティの絵は重厚で、その家の100年という歳月に重みと深みを与えています。圧倒されます。

 

ご紹介した本の他にも、素晴らしい絵本がたくさんあります。

児童室で皆さまをお待ちしております。